腐女子だって楽じゃない

一般人の世界とオタクの世界の狭間で苦しんでいる腐女子が日々の悩みを綴るブログ

同人活動において「好き」な気持ちを持続させるのは難しいことなのか

ごきげんよう、なめ子です。

さっそく書きたいことを書いていきたいと思います。

 

 

今回のテーマは、

同人活動において「好き」な気持ちを持続させるのは難しいことなのか

です。

ここでいう同人活動とは、絵を描く、文字を書く、コスプレをする、動画を作る…などいろんな形で二次創作を行うことを指しています。

 

誰しも作品が好きだから二次創作をすると思います。

その世界を表現したい。解釈を共感してくれる仲間が欲しい。

でも、時にはうまくいかなくて辛くなる時、ありませんか?

たとえば、自分と違う解釈を持った人に出会った時。

たとえば、自分の作品を批判された時。

たとえば、人間関係がもつれてきた時。

楽しくてやっているはずの活動が時には負担に感じる…

二次創作をしている人は誰しも一度は体験していると思います。

そしてその辛い時期に直面した時、その作品を好きでいられますか?

私が見てきた世界でいうと、結果は「好きでいられる人もいれば、好きではなくなる人もいる」です。

 

私はTwitterで絵師同士が揉めているのを目撃したことがあります。

理由は「同CPを描いていたのに、違うCP(受けは同じで攻めが違う)を描き始めたから」というものでした。

たぶんオタクじゃない人からしたらなんてくだらない理由と思われるかもしれませんが、オタクな私たちにとってはカップリング問題というのは根強い事柄であり、切っても切れない大事な問題です。

Aさんはとあるジャンルの「〇×△」が好きで、〇以外とは友だち以上の関係になって欲しくないと思っています。なのでCPは「〇×△」しか見ません。

一方Bさんは「〇×△」を主に描いてはいるが、「◇×△」も「♡×△」も好きなのでその時の気分次第で描いたり見たり語ったりします。

AさんはBさんのことを”「〇×△」が好きな仲間”という括りにして見ていたんでしょう。Bさんが「〇×△」以外も嗜むことを知っていながら。

そして実際にBさんが「〇×△」以外のCPについて語ったり、作品を掲載するのを見て心の中にわだかまりを抱えていたはずです。それが、ついに爆発した。

Bさんからしたらいい迷惑です。だって他も好きなんですもの。仕方ないです。

Aさんは「Bさんには〇×△だけを描いてほしかった!」と言い、自暴自棄になってしばらくTwitterで暴走されてましたが、そのあと落ち着いてBさんを切り、また「〇×△」を愛でる生活に戻られました。

それだけなら何もなかったのですが、実際はそうではありませんでした。

一方的に不満をぶつけられたBさんは、まずTwitterを恐れるようになりました。

次に「〇×△」を好きな方々を恐れるようになりました。

そして「〇×△」を恐れるようになりました。

最後にはジャンル自体をトラウマの対象とし、そのジャンルから去っていきました。

私としては、Aさんの作品もBさんの作品も好きだったので(私自身はAさんBさんとも交流はありません)この事件はかなりショッキングで、もうBさんの作品が見られなくなったことが悲しかったですが、Bさんの気持ちを考えるとわからなくもないです。

そしてAさんの気持ちもわからなくもないのが、この問題のミソです。

この問題をどうとらえるかで、問題の起きたジャンルを好きで居続けられるのか、はたまたBさんのようにトラウマとなって好きではなくなるのか、変わると思います。

 

Aさんの気持ちはわかるけどBさんの気持ちはわからない人は、「好き」の気持ちを持続できない人だと思います。

Bさんの気持ちはわかるけどAさんの気持ちはわからない人は、「好き」の気持ちを持続できない人だと思います。

Aさんは、理想像がしっかりとある人で固定概念に縛られがちなタイプ。

Bさんは、自由奔放に見えて実は周りの目を気にしがちなタイプ。

攻撃される側になったとき、Aさんタイプは「もう駄目だ。このジャンルでやっていく自信がない。離れよう」と思うだろうし、Bさんタイプは「もう駄目だ。このジャンルではないジャンルへ移動しよう」と思うでしょう。

「好き」な気持ちを持ち続けるって意外としんどいことだと私は思います。

別に持続させることが良いこととは限らないので、辛くなったら距離を置くのも大切だと思います。

 

逆に持続できる人はどんな人かというと、Aさんの気持ちもわかるしBさんの気持ちもわかる人か、Aさんの気持ちもわからないしBさんの気持ちもわからない人です。

前者は理想と現実は違うということを頭に置いていて、実際に目の前でそれが起こったとしても想定の範囲内なので穏便に済ませられる、自分の気持ちまでは影響を及ぼさないタイプです。

後者はまず理想を抱いていないし否定されたとして外野が何か言ってるな、くらいにしか捉えない、(良い意味で)自己中心的な考えを持っているタイプです。

後者は一見するとBさんに似ているように見えますが、否定された時の受け止め方が違います。

Bさんは否定されると「否定されてまでここに留まる必要はない」と考えるので、否定の言葉を変にしっかりと受け止めすぎなのかもしれません。

 

こんなことわざわざ言われなくてもわかってると思われるかもしれませんが、意外と難しいんですよね、これ。

同人活動において一番長く続けられるタイプは、AさんもBさんも理解できない人かな、と私は思っています。どっちの気持ちもわかるのって結構間に挟まれてそれはそれで厄介なことに巻き込まれたりするので(笑)

ちなみに私は前者のどっちの気持ちもわかるタイプです。

でも同人界ってAさんタイプもBさんタイプも本当に多いと感じます。

見ていてこっちがハラハラさせられます。ああこの人やめたいって言いださないかな、てTwitterを見ていていつも心配になります。

恋は盲目って言いますけど、まさにそれ。

ジャンルが好きという気持ちが強いほど思い入れが強いですから、自然とそうなってしまうのかもしれませんね。

みんなもっと自己中心的に活動をしてもいいんじゃないかな。

人を傷つけない自己中はどんどんなってもいいですよ。

周りがなんて言おうが私はこの作品が好きなんだ!どうだこの漫画面白いだろ!てなってもいいと思います。難しいでしょうけど。

 

好きって厄介ですよね。

人を変えてしまうから。

でも作品を好きになるのと同じくらいに自分のこと(自分の描く漫画やコスプレなど)を好きになったら、Aさんのように他人に理想を抱くこともないだろうし(だって自分の作品が1番なのだから他人に理想を抱く必要がない!)Bさんのように周りの目を気にしながら活動する必要もない(そもそもその時点で本当にジャンル愛だけでやっているの?)と思います。

初めはみんな、純粋に作品が好きで始めるのに悲しいですよね。

同人活動って中身はともかく、それに伴う心の動きが非常に繊細で脆くて扱いにくい。

心理学を学んでそれなりにいろいろと悩み相談とかカウンセリングとか齧ってきましたが、同人の世界だけは本当に厄介で難しいと感じます。

そんな世界で生きているオタクってすごい。

自分もオタクですが、まぁ中途半端なオタクなので、時にそんな目でTwitterのTLを見ています。(自分も同人活動しているくせに!)

 

一度、自分が何タイプなのか考えてみると、案外解決する問題かもしれませんね。